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主に影月(FTM)がその彼女、水琴へ送る煩悩日記。 セクに偏見のない方は俺達の生活を覗いてみて下さい!
なんだそれ
2012-07-11 Wed 12:20
「休みだったらちょっと付き合って」と雅っちに言われて、昼間っからパチンコに連れていかれた。
といっても、突っ込む金なんて俺にはないし、飲み物とか好きに雅っちに買ってもらって、横にちょこんと座って眺めてるだけ。
賭事は怖いよなぁ。遊ぶゆとりがある人にはいいんだろうけど、のめりこんだりしたらさ。
「またパチンコかよ。誘うなら俺も楽しめることにしろよ」
涼しいけど、目がチカチカして耳が痛い。おそろしくすごしにくく感じるのは俺だけか?
「だってさ、影月様連れてると賭け事とか異常に勝てるし、当てて食事がっつりおごってやるから」
「んな迷信信じるなよ。」
「なんだっていいんだよ勝てる確率あがんならさ。俺が幸福すいとるわけじゃねぇしいいだろ?それとも…俺が当たりだしたら不幸になる?」
「ならねぇよ。俺の幸福は俺のもんだろうが!」
「でも、実際当たっちゃうんだよな。カクヘンキタァ!」
「カクヘン?なんだそれ」
なんだかわからないけど、音楽が派手になり響き、じゃらじゃらと出てきて、ケースに溜まる溜まる。

結果、福沢さんが何枚か増えた雅っちの財布。
よくわからないが、駄菓子とちっちゃい熊のぬいぐるみまで貰えたみたいで、見てただけなのに、勝手にいい方向に解釈して、いろいろくれた。
思い込みだろ?俺にそんな不思議な力はない。
そのまま車でご機嫌に六本木に連れていかれる。
楽しみにしていた新国立美術館でエルミタージュ展も見せてくれて、凄い高そうなヒルズの店でご飯まで。
至れり尽くせりで、いったいなんなんだ?誕生日には早すぎるしな。
「影月様のツキで手にいれた金だから、気にせずにおごらせろって」
「いま使っちまったら勝った意味ねぇだろ、馬鹿」
「んじゃあさ、俺の奢りだからってここに連れてきたら、大人しく食ってた?飯奢るっていっても最近、すげー断られるし。俺、なんかした?俺、デリカシーねぇからなんか気にさわったこと言ったかもしれねぇけど、そんなに会いたくなくなるくらいなんかした?」
「は?違っ!単純に仕事忙しかったり、彼女とデートしてたり、仕事仲間の誘いとかいろいろ重なって身が空かねぇだけだし…まぁ…その相変わらず貧乏でそんなにあちこち出歩いて飯食えないし…かといって、まぁ…奢るって誘いにだけホイホイはって思ってたけど…別にお前に会いたくないわけじゃねぇし。」
「金がねぇから会えねぇってなら、ぜんぜんおごってやるから会いにこいよ。みずくせぇな。第一、金がなくても遊べるところあるしな。んなに気がひけるなら言えよ」
「でも子供じゃねぇし、雅っちは酒とか飲みたいだろうし…」
「なんだよ、俺と公園でキャッチボールじゃ遊べねぇかよ」
「はぁ?お前、グローブまだ持ってるのかよ(笑)」
「もちろん。ピカピカに球も磨いてやんよ」
「なんだよそれ…40前のおっさんと公園でキャッチボールしたいですなんて、俺が提案するわけねぇだろ。炎天下でうなことしてたら熱中症になるしな。だいたい金がないから出れませんなんて恥ずかしい発言したくねぇよ」
「ゆうすけ君や武臣君には素直におごらせるくせに…」
「あいつらは払うことが当たり前で、割り勘とか嫌がるし…毎回もめるのも馬鹿みてぇだから土産渡すことにシフトしただけだ。」
「俺は彼らより年上だし、俺の年酬なめんなよ」
「だから、お前が頼りないとか経済的に不安定だとか思ってねぇけど、仲間にそういうことで甘えるの俺は嫌なんだよ。」
「ほんとに会わなかったのはそれだけ?」
「俺の方が子供だし、いろいろ貧乏だけど、対等でいたいんだよ。仲間とは…」
「で、引きこもってたのか?」
「るせーな。だいたい何の勘違いだ?なんの騒ぎだ。俺のエルミタージュの記憶と感動が霞む」
「いや…武臣君とゆうすけ君が影月が俺に会わないには、きっとなんらかの理由があるんじゃないんですか?なんて気になるいいかたしてたからさ」
「あいつらに?年上のくせにまた嵌められたんだろ?」
「れ?騙されたのかな?」
「馬鹿か。」
「ま…いいや。どうだって。こうして久しぶりに影月とじゃれてるし…楽しい?」
頭をぐあしってされる。
「た…楽しいとは思ってる。その…感謝する。いろいろ」
人に頭触られんのがことのほか嫌いなんだけど、今日はべつにいやじゃないな?
結構乱暴につかまれた感はあるんだけどな。なんだ?
「ならぜんぜん問題ないじゃん。」

なんで、こいつはこういう時、子供みたいに笑うのだろうか。
なんとなく敗北感。なんでだ?
武臣がまたなんか俺のために吹き込んだ気もするけど、勘が働くタイプの雅っちが単純に騙されたはずはないし…となると、騙されたふり?なんのために?
俺、なんか後ろむきなこと最近つぶやいたっけ?
「雅っち…その。仕事の愚痴をちょっといってもいい?」そうきりだしてみると、雅っちの顔がすこしほころぶ。なんていうかわかりやすいやつだと思う。
「いいよ。お兄ちゃんに愚痴っちゃいなさい」得意げにいう表情に思わず吹き出す。
「あはは…せっかく愚痴を引き出しにきたみたいだし、悪いしな。」
「あれ?ばれた?」
「もうちょっとゆうすけさんみたいに自然に運んでくれよ。人前でうだうだすんの苦手なんだからさ。」
「いや~泣き落としもだめだしねぇ。影月頑固だしね。お兄ちゃん結構今日にいたるまで色々がんばったんだけど(笑)」
「無駄がおおい。」
「暑苦しい友情もいいだろ?結構、みんな心配してたぞ。」
気が付くと雅っちのペースに完全に乗せられてた。
いい男だな。遊び人でなければ…
恋人が「遊び人の馬鹿男が!」っていいながらも雅っちと別れずにずっと好きでいられるのはこういったところなんだろうな。
いいお兄ちゃんだな。
ちょっと気にしいだけどね(笑)
その場でなんとなく言いそびれてしまったので、

ありがとう。楽しかった。また、遊ぼう。
そして、友としてお前が大好きだ。
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