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主に影月(FTM)がその彼女、水琴へ送る煩悩日記。 セクに偏見のない方は俺達の生活を覗いてみて下さい!
雅っちとドライブ
2012-12-20 Thu 23:03
水琴は一年の中で一番クリスマスが好き。クリスマスが終わるとすぐに来年のクリスマスまで何日なんて言うくらい。
だからクリスマスプレゼント選びは水琴の誕生日より割と気合いが入る。
で、いつも雅っちを巻き込んであっちこっち歩き回ってプレゼントをするんだけど、正直あんまり喜んでもらえたことがない。
せいぜい俺から初めて送ったペアリングくらいかも…
実用性がないとか、かさばるとか、見た目に懲りすぎるとか…
気合いが空まわる。よく買う服屋の服を買っても袖を通したところをみたこともないし、俺が似合うと思うものは彼女の好みではないらしい。
今年こそは彼女のメガネにかなうものをとプレゼント貯金がんばってたけど、俺自身が選ぶことをあきらめた。もう年パスの差額はプレゼント代として払う宣言してるし、今回は気にいったものをその金額分、水琴に選んでもらって、その額だけ払うことになった。まことに味気ないものだが、彼女がその方がうれしいらしい。
で、水琴が選んだのは約3万円の時計。
楽天でお買い得になった本来もっとするブランドものらしい。
現物を見ていないので良さがいまいちわからないが、水琴のはしゃぎっぷりからして良いものなのだろう。送られてきたメールで購入をすぐに了承。
ポイントもつくとご機嫌な水琴。
何がそんなにだめだったのだろう。
俺は友人からこんなにプレゼントのダメ出しをくらったことがない。
気をつかわせていたのか?
いろいろ考えこんで水琴に質問をしまくる。
できるだけ名の知れたブランドであること。
貴金属には品質証明が必要。高品質でも証明がないとジルコニアやイミテーションって勘違いされる。いわゆるわけありはだめ。
かわいらしさよりシャープなものでないといけない。。
水琴自身に経済力があるので、大概のものは自分で用意できるらしいので、そこそこな額の水琴に似合う物を歩き回っているうちに沢山みつけて絞りきれなくなって沢山渡すより、一個豪華なものがいい。
大きなものはいらない。
一点ものより、広く女子が持ちたがるものがいい。
なんとなく水琴の要求はわかったけど…
それをかなえるだけの経済力が悔しいがないかも…
当日のデート代とか考えてもせいぜいプレゼントは2万円が上限。
その値段で買えるブランドなどアウトレットか小物か。
彼女の持ち物にふさわしいものを俺が用意できるかそこが問題だ。
「あれ?今年はプレゼントの足いらないのか?」
雅っちに言われて状況説明。
「そっか…まぁ安くない買い物なんだし気に入ってもらった方がいいよな。」
「自分が選んだもので喜んでくれたらって思うんだが、うまくいかないものだ。」
「影月、ご飯食べいこう。」
返事をまたないうちに電話が切れて、数分後にクラクション。
「え…あ…ちょっとまだ何も用意できてない。」
急いで用意すると、車に駆け込む。
「あれ?この車…」
「お…気付いちゃいましたか?」
「車の香りが違う。」
「どうよ。」
「いいね。俺、好きかも…」
「なら、遠出しても酔わないよな。」助手席のレバーを引いてなんとなく椅子をゆったりにしてくれて、雅っちが笑う。
さりげなくこういうしぐさがでるあたりやっぱり雅っちはモテるのだろう。
無意識にじっとみていたようで、雅っちににやにやされる。
「俺が男前にみえた?」
「いや…運転できる男はポイント高いよね。実に水琴好みだ」
「そいつはどうも。」雅っちの運転は荒い印象をもたれがちだが、短気を起こさなければ実に快適。
少々スピード感がありすぎるが…
会話も俺が相槌を打つ程度で退屈しない。ペラペラと話しているだけに見えて、うるさくもない。
こまめに車酔いしやすい俺の状況をみて、空調への気遣いも感じる。
やってやるという感じではなくて自然だ。
「どうした?今日はやたらと見つめてくれてるな?」
ふいに言われて視線を外にそらしていったんは濁したが、雅っちが言葉を微妙に待っているので、根負けして「身近にいい男のサンプルがいるなと…」とつぶやく。
「いまごろ気づいちゃったかぁ。とくと見よ。拝め!」
「なんかさ。俺の周りはいい男多いなって思う。こうなりたいなって。でも、なんか俺ってその…周りが思う以上に不器用で恰好悪いな。」
「ま…不器用なのは事実だけど、恰好悪いなんて思わないけどな。」

「とことん不器用でまっすぐで、俺なんかっていいながらすげー努力家で野心家で…絶対欲しい物はあきらめない。そんでもって大事なもののためならありえないぐらい強い。俺はさ、割と器用な生き物なんだけど、その実、まじで粘るってこと苦手。だから強いなって思う。精神的に7つも違うくせに強いなって思う。」
「なんだよ、いきなり。強くねぇよ。すぐストレスで胃腸弱るし…」
「でも、粘るし絶対捨てないじゃん。」
「簡単に捨てられないなら頑張るしかしかないんだよ。俺みたいな何も持たない奴は…それだけだ。」
「そんぐらいの歳で何も持たないなんて言えんのも影月だからだ。」
「はあ?」
「俺が知る男の中でも影月のプライドの高さはなかなかだ。そいつが何も持たないなんて口にできるのは、
絶対自信喪失とかってもんじゃない。まだ、行こうとしてる椅子あるんだろ?」

なんだろう。ものすごいきっぱり言い切られてものすごいむかつくような、なんかなぁ。
「あきらめ悪いんだよ俺は…」吐き捨てるようにいって外を眺めていると、勝手に雅っちが大笑いする。
「水琴ちゃんって、ギラギラしてる影月知ってる?」
ギラギラってなんだよ?いきなりの質問にちょっと困惑。
「さあね。やたらと体調崩す頼りない男にしか思われてないんだろうよ。」
いつも自分で手がいっぱいで肝心な時に頼れないと水琴に言われる。
守っているつもりだが、俺はまだ強烈な存在感を放つ存在ではないだろう。
とはいえ、いったい雅っちは俺に何をはなそうとしているのだろう?
若干の苛立ちを覚え始めたころ、「優しい影月も魅力的だけど、たまに男は強引でないとね。大事にしすぎ。強引なのはエロの時だけとかってのはいかんよ。」とものすごいドヤ顔で言われて、何かがキレる。
「だまれ!」軽く声を低めると雅っちがちょっとだけ真顔になる。
「大事にしてんのはわかるけど、無害すぎても女は退屈する。」具体的に愚痴った覚えはないが、なんか妙に最近の心中を悟られてる気がする。
「痛いとこつくな。」ため息ついて言うと雅っちの左手が俺の頭をくしゃりと掴む。俺は人に頭を触られるのが嫌いなんだが、なぜかこの時はされるがままにしていた。反撃にでると思っていた雅っちはほんの少し驚いた顔をして、苦笑する。
「大事なんだろ?」そういいながら頭をポンっと叩いて、左手がギアに戻る。髪を直しながら少しだけ思考モードにはいる。
「大事だ。でも俺はどうしたらいいのかわからない。異常だと思うんだが、衝動抑えるのがもうだめなくらい。泣かせたくないのに、泣かせて壊したい。自由にしてやりたいのに、誰も見えないように閉じ込めてしまいたい…俺の思いは相手をダメにする。自分自身もきっと開けてはいけない感情を知ってしまって、どうすべきかわからない。」
「そっか。影月はそうだな。でも十年以上いればぶっちゃけ、愛し方がいっちゃってるのは、もうばれてるでしょ?もうよくね?いい人の仮面おいてもさ。ぶっこわせねぇから大丈夫だって、そうしちゃったら面白くねぇの影月が一番知ってるじゃん。怖いことなんてなにもないじゃん。いつまでぐだぐだ悩んでんだ?お兄さん面白くないなぁ。」
「怖いことなんて何もないか…」
「間合い図って、おどおどなんてらしくない。俺様はどこいった?強引でいいじゃん。彼女は俺様影月に恋したんだからさ。いやよいやよも好きのうちってな。」
「それは男の勝手な言い分だ。」
「お前らつきあってるんだろ?だったら本能でがっついてもいいんじゃねぇ。手放せないくらいいい女なんだろ?」
「お前は蛇か…」
「忍耐はもう充分わかたし、我慢してる影月よりぶっとんでる俺様の方が見ていて面白ぇ」
「さっきから面白くねぇだの面白いだの、お前の楽しみのために生きてねぇよ」
「違いねぇ(笑)」
「なぁ、雅っち」
「ん?」
「腹減った。どこまで行く気かしらんが、いい加減おろせ」
「たく、俺に対してはほんと短気だな。」
「面白いんだろ?」
「うわ、ぜっていあと一時間は車に乗せてやる」
「お前の愛車に滝ゲロしてやる」
「ビニール頭からかぶせるぞ、こら!!」
気が付くと意味のない掛け合いで、大騒ぎして、なぜか高速のってて食事はSA。
雅っちいわく詰まったら、非日常がいい刺激になるとか…
刺激ね。つまらない男で終わらないように俺もがんばる時だな。
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